株主・投資家の皆さまへ
平素より多大なる御支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
2024年3月期は、脱炭素社会を目指す動きが世界中で一層加速した年でした。
こうした中、FIT制度に基づく再生可能エネルギー発電事業において、仙台蒲生、徳島津田及び石巻ひばり野での大型バイオマス発電所や、熊本県人吉での大型ソーラー発電所を運転開始するなど、当社は発電規模の拡充を順調に進めております。
また、新規の脱炭素事業に特化したグリーン・トランスフォーメーション(GX)本部の下、国内有力企業との電力販売契約(PPA)の締結や、姫路蓄電所の着工など、新しい事業領域での成果も広がりつつあります。
加えて、東京ガス株式会社との資本業務提携契約を締結し、陸上風力発電事業での共同開発やフィジカルPPAの規模拡大、バイオマス発電事業/系統用蓄電池事業での協業など、今後同社との検討を鋭意進めてまいります。
海外においては、引き続きアジア大洋州地域を中心に有望なプロジェクトを育成中です。また、米国カリフォルニア州に本拠を置く再生可能エネルギー会社であるPathway Power Holdings LLCへの投資を決定し、巨大市場である米国への参入も開始いたします。
今期も、「エネルギー変革のリーディングカンパニーとなる」というビジョンのもと、社会のインフラを担う企業としての責任を着実に果たしながら、中長期の成長を盤石なものとしていきます。
皆さまの一層の御支援を心よりお願い申し上げます。
株式会社レノバ
代表取締役社長CEO