地球・環境への
取り組み

人類と地球の
永遠の共生に貢献します

レノバは、再生可能エネルギーの発電事業を通じてグリーンな電力を生み出すことで、CO2の削減に貢献しています。
一方で、再生可能エネルギーの発電所を建設・運営する際に生じる周辺環境や動植物への影響への配慮が必要です。
当社は、この影響を可能な限り少なくすることで、より環境負荷の小さい再生可能エネルギーの実現を目指し、人類と地球の永遠の共生に貢献します。

  • 設計施工における
    環境保全・生物多様性

    レノバは、地域の自然の恵みを使わせていただいて発電事業をしているという考えに基づいて発電所を建設しています。
    太陽光発電所の建設においては、その土地の自然・地形をできるだけ活かした設計を行っています。例えば、軽米西・東ソーラー発電所のように山の斜面に建設する場合に、発電効率を優先してパネルを効率的に配置するために山を削るなどの大規模な造成をするのではなく、環境保全を重視して造成の規模を抑え、元々の自然・地形を活かして設計・施工を行っています。
    発電所用地周辺に生息する希少な動植物への影響についても、最小限にとどめるように配慮をしています。
    四日市ソーラー発電所では、現地生息の希少な動植物を保護するために、発電所に隣接した場所にビオトープを設置しました。地域の皆さまとともに、移植活動を実施し、生態系の維持に努めました。
    また、仙台蒲生バイオマス発電所では、近接する蒲生干潟に希少な動植物が生息することから、地域住民の方々や専門家との対話、環境アセスメントを通じて生態に理解を深め、設計段階から生物多様性に資する方策を検討しました。この結果、発電所用地内に蒲生干潟に生息する自生種・郷土種の植生を活かした植栽地を造成しています。

    元々の地形を活かしたパネル配置(軽米西・東ソーラー)

    希少生物保護のためのビオトープ

    希少な動植物が生息する蒲生干潟

  • 安全な排気

    バイオマス発電は、化石燃料を使用するよりも、燃焼時に発生する有害物質が少ない発電方式となります。バイオマス発電事業の運営にあたり、バイオマス燃料の燃焼時に発生する窒素酸化物、硫黄酸化物、ばいじん等の大気汚染物質について、法定の排気基準をクリアする大気汚染防止装置を設置する設計・施工を行い、地域の住民の方々が安心できるよう努めています。

    排気塔(苅田バイオマス)

  • 安全な排水

    レノバは、水資源の有効活用の観点で、発電所の建設・運営において利用する水資源を可能な限り最小とすること、利用した水資源について環境負荷の少ない形で自然に返すことに努めています。
    例えば、発電所内の油やごみの海へ流出を防ぐために、建設工事時から一貫して、油水分離槽を設置するなどの対策を講じています。
    また、レノバの多くのバイオマス発電所では、タービンから排出された蒸気の冷却方式として一般的な「水冷式(タービンから排出された蒸気を冷却するため海水や工業用水等を利用する方式)」ではなく、水をほとんど使用せず空気でボイラーを冷やす「空冷式」を採用しています。これは、水資源の有効活用や、温排水による影響の解消に資すると考えています。

    油水分離層(苅田バイオマス)

  • 廃棄物の抑制・再利用

    太陽光発電では、建設時の造成を最小限にして土砂や伐採木などの廃棄量を少なくしています。また、発生した土砂や伐採木などは、可能な限り発電所構内で再利用しています。
    バイオマス発電では、バイオマス燃料の燃焼によって生じる灰のリサイクルを実施しています。
    秋田バイオマス発電所では、木質チップなどのバイオマス燃料をボイラーで燃焼させる前に乾燥させる工程で使用する乾燥機の熱源として、建築廃材を利用しています。

  • サプライヤーにおける
    環境保全・生物多様性

    レノバは地球・地域の環境への配慮をサプライチェーン全体で取り組むべき課題と考え、サステナブル調達方針において調達パートナーに、環境関連の許認可等の取得・維持と関連法規の遵守、排出物の管理、温室効果ガスの排出削減、資源の再利用とリサイクルを求めています。

    サステナブル調達方針