山間地を利用し自然環境を活かした、日本最大級のソーラー発電所竣工-軽米東ソーラー発電所新設工事竣工式-

軽米東ソーラー発電所全景

軽米東ソーラー発電所全景


株式会社レノバが岩手県九戸郡軽米町に開発した、軽米東ソーラー新設工事の竣工式が12月3日に執り行われました。
現在当社は岩手県に3つのメガソーラーを開発中です。この軽米東ソーラーは、7月1日に営業運転を開始した軽米西ソーラーに続く2つ目の発電所として、12月1日より営業運転を開始しています。開発面積は304万平方メートル、八戸自動車道を挟み隣接する軽米西ソーラーと合わせると459万平方メートルとなり、山間地を利用した発電施設としては日本最大級のソーラー発電所となります。起伏に富んだ元々の地形を活かし地成りにソーラーパネルを設置、発電施設を点在させ、17カ所の貯水池を設置し森林を50%近く残すなど、自然環境を最大限に生かす様々な工夫を凝らした発電所です。

神事会場(旧晴山中学校 体育館)

神事会場(旧晴山中学校 体育館)


当日は、遊休施設であった旧晴山中学校内の体育館にて、軽米町の武甕槌(たけみかづち)神社の宮司による神事が執り行われました。地権者の皆さま、軽米町山本町長をはじめとする関係者約160名の方々にご列席をいただきました。
 
 
木南 陽介 代表取締役社長 CEO

木南 陽介 代表取締役社長 CEO


その後、会場を移して開催されました直会にて、株式会社レノバ 代表取締役CEO 木南陽介は、「2013年から6年以上もの時間をかけて、本日ようやく竣工式を迎えることが出来ました。この発電所を開発するにあたり、軽米町とお約束した「自然環境との調和を図る」こと、「徹底した防災対策を施す」こと、そして、「工期の順守」の3つのことが達成できたのも、軽米町の皆さま、施工会社の皆さまなど大変多くの関係者の方々からいただいたご支援とご協力のおかげであります。軽米東ソーラーと軽米西ソーラーが、軽米町の経済発展に貢献できるような施設になるよう願っております」と述べました。
 
 

続いて、地元折爪岳の中腹にあるミレットパークに当社が建築した軽米西・東ソーラーを一望できるミレットパーク・ソーラー館の贈呈式が行われました。木南から、「この展望施設を活用して、軽米町の皆さまはもちろん、幅広いより多くの方々に再生可能エネルギーや太陽光発電所に対する理解を深めていただけることを願っております」と、記念のキーを軽米町山本賢一町長へ贈呈しました。
 
 

また、直会の中締めとして株式会社レノバ代表取締役会長の千本倖生は、「軽米町に日本最大規模のメガソーラーが建設できたことは、山本町長をはじめとした軽米町の皆さま、安全管理を徹底され工期順守で工事をやり遂げて下さった施工会社の皆さまのおかげであります。今後、軽米西・東ソーラーが日本を代表するような発電所となることを願っております」と述べました。
 
軽米東ソーラー発電所は、農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律(農山漁村再生可能エネルギー法)に基づく林地開発行為等に係る設備整備計画の認定を軽米町から受けて開発されました。これにより、地域の活性化・経済発展への貢献を担う予定です。また、農山漁村再生可能エネルギー法が適用されたメガソーラーとしては、日本最大級となります。

 

<事業概要>
・発電所名: 軽米東ソーラー発電所
・事業主体: 合同会社軽米東ソーラー(株式会社レノバ出資持分69.25%の連結子会社)
・所在地: 岩手県九戸郡軽米町山内
・出力規模: 80.8MW
・想定年間発電量: 約8,700万kWh(一般家庭約26,000世帯の年間使用電力量に相当)
・開発面積: 約304ha
・売電単価: 36円/kWh
・運転開始: 2019年12月1日