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一羊会はどのような活動をされているのですか
社会福祉法人一羊会(いちようかい)は、とうふ・惣菜・お菓子の製造、販売を通じて障害者の方達の「働くこと」を支援しています。1990年職員2人体制、利用者4人でスタートしました。1995年に社会福祉法人となりまして、現在では職員数も40人、利用者も70人を超えました。
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ユナイテッドリニューアブルエナジー株式会社に納めている「秋田杉クッキー」は、一羊会の「夢・究塾明日葉」で製造しています。「夢・究塾明日葉」では、月曜日から金曜日そして第2、第4土曜日に、就労継続支援B型事業の自立訓練として施設外実習やクッキーの他、シフォンケーキなどのお菓子を製造しています。
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2016年7月向浜秋田バイオマス発電所が稼動し、見学をされた方に「夢・究塾明日葉」のクッキーをお土産にお持ちいただくことになりましたが
「夢・究塾明日葉」で製造したお菓子は、これまで市内のスーパー、農協の直販コーナーに置かせていただいたり、個別に企業などにお伺いして販売をしていました。そこに、ユナイテッドリニューアブルエナジー株式会社からご注文があり、定期的にクッキーを購入いただくことになりました。一羊会では、菓子製造を始める前は、メーカーの下請けのような作業を行っていたのですが、相手先の要請で作業や内容、納期などが一定ではなく、作業に臨機応変さが求められることもあり、利用者の方が得意とするような仕事ではありませんでした。お菓子作りに関しては一定の作業を細分化して、作業に参加してもらうことができます。また、定期的に購入いただけると同じ作業をくりかえしていくことになりますので、利用者の方も安心して作業に取組むことができるのです。企業の皆さんには、資金面でのご支援も大変ありがたいのですが、このような継続的な就業の機会を提供していただければありがたいと思っています。
※インタビューをお受けいただいた方のご所属・お役職等は、取材当時または掲載当時のものです。